文章の構成力はうまくなるでしょう
何を基準に文章がうまくなる、というのかが問題です。
この本は文章構成する方法の1つとして素晴らしい。
しかしそれで文章がうまくなるのかというと、
個人的にはまったく違うだろうと思います。
感想
タイトルに期待して読んだが、ありきたりのことしか書いてなく、全くつまらなかった。
「図解文章法」で正確に、明確に文章を書く
この本は、谷崎潤一郎、清水幾太郎、木下是雄、本多勝一、野口悠紀雄の5氏の文章 読本を分析している。こういう専門の文章家は書くべき文章が頭の中に難なくできあ がっているから、それをどう文章に書けばよいかはおのずからわかりきったこととし て、こうしなさいと人に説くが、文章が頭のなかにできあがりきらない大多数の人に とっては、いまひとつ「そう言われてもね」ということになる。わが国の国語教育の読み書きソロバンの中の「書き」は、いわば習字のてならいだけ で、文章作法の基本的なきまりを教えるということがない。どうしてそうなったかは 文章は個性のものだという思い込みがあったのではないか。 だから自然流の文章が個性的だなどと錯覚する。こうしていつまでたっても多くの人 は文章書きが苦手のままである。 著者は、その辺のかんどころをしっかりおさえていて、文章が頭の中でできあがりき らないでいる人たちは、文章を書く前に、まず書こうとしていることを図解してみな さいと説く。 図解は要するにあたまのなかにあるものをとにかく紙に出して、図にしてみる作業で ある。そうして考えていると頭の中がだんだん整理されてくる。 なぜ文章を書く前に図解するのがよいかと言うと、図解はあいまいなものや、美辞麗 句、過剰な形容詞づくめの表現やくだくだしいおしゃべり、こけおどかしの個性など は表現できず、そういうものを最初から抑制してしまうから、正確で、合理的なもの しか内容にのこらない。こうしてすっきりまとまった内容を文章にするのはたやす い。さきほどの5氏が共通して言っている「正確に、明解に書け」という教えにここ でぴったり符節が合うのである。文章は内容が勝負である。図解をつかって内容をつ くった上で書くという文章法こそこれまで書かれなかった万人のための文章法であろ う。
着実に文章の練習をしたい人にお薦め
読後感はなんとも不思議な感覚でした。今まで漠然と抱いていた「上手な文章の書き方」イメージが180度ひっくり返された感じです。作者の主張をまとめると、「文章を書く前によく内容を考えよう」というただそれだけのことなのですが、今まで読んだことのある文章読本よりも実際的で、物になりそうです。 テレビに裏ワザを紹介する番組があります。まず裏ワザを紹介してその後に科学的な説明をする形式で、この本はそれに非常に近い感じです。ただし、この本はどちらかというと裏ワザというより正道といった趣ですが。 まず、この本では過去の文章読本を紹介しつつ、文章に必要な基礎知識のようなものを学びます。過去の文章読本の裏づけがきちんとあるということを証明している態度に好感が持てます。文章読本の中には、作者の一人よがりな文章論が書かれていることが結構多いからです。 次に、図解を使って内容を考えて、そこから文章を書き起こすやりかたが実践的に学べます。私が特に気に入ったのはこの点で、作者は難しいことを言わない代わりに読者にそれなりの練習を求めています。文章を上手く書こうと思ったならば、ある程度の練習は必要でしょう。逆に「この本を読めば必ず文章が上手くなる」などと吹聴する本ほど信用できません。 問題はやり方です。練習方法が的確ならば、上手になるのも格段に速いのが世の道理というものです。作者の図解と文章を結びつける技術は、理論と技術が融合した確かなものだと信じるに足ります。 この本のやり方を子供の頃から学べば、誰もが文章を書くことに苦痛を感じなくなるでしょう。すでに学校教育を終えている人でも小学生の気分で一から学んで損はありません。 普段の作者の本に比べれば地味な仕事と言えるでしょうが、紛れも無く良い本です。この本の中で研究されている谷崎潤一郎の『文章読本』や清水幾太郎の『論文の書き方』、また本多勝一、木下是雄、野口悠紀雄や梅棹忠夫といった人々の文章論を合わせて読めばますます理解が深まるでしょう。私も持っている何冊かと付き合わせてみて、新しい発見がありました。残りの人の本も購入リストに入りました。
文章構成を考えるのに図解思考技術が役立つ
著者の提唱する図解思考技術を文章作成に応用したものです。 谷崎潤一郎や清水幾太郎、本田勝一、野口悠紀雄など過去の著名な文章読本をいくつか取り上げて、それらの功績を指摘しながらも、文章の内容とその構成を考える具体的な方法が欠如していたとし、それに対する有効な方法として図解思考技術を提示しています。 具体的な事例も豊富で、たしかに図解による思考が文章全体の構成を考える上で非常に役に立つことがわかり、実際に使ってみようかなという気になります。文章表現法については触れられていませんので、あくまでも文章構成に関してのみ役立ちます。
PHP研究所
図で考える人の図解表現の技術―思考力と発想力を鍛える20講 図で考える人は仕事ができる (日経ビジネス人文庫) 「図で考える」ことができる人、できない人 説得できる図解表現200の鉄則―ロジカル思考をアピールする概念図はこう描く 図解マスター for Windows CD-ROM
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