織田大戦記〈1〉信長の後継者 (歴史群像新書)



織田大戦記〈1〉信長の後継者 (歴史群像新書)
織田大戦記〈1〉信長の後継者 (歴史群像新書)

ジャンル:歴史,日本史,西洋史,世界史
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織田信衡ときたか

慶長5年(1600年)、関ヶ原で松尾山に陣取る小早川勢が山を駆け下りるところから物語は始まります。
謀略を仕掛けた徳川家康が勝利を確信した時、そこに攻め落としたはずの岐阜城が織田勢に奪還されたとの報せが入ります。
まだその時には関ヶ原で戦う東西両軍の誰一人、その織田勢を率いるのが織田秀信でないことに気がついていません。

本能寺の変で織田信長が逃亡に成功していたら、あるいは嫡男の織田信忠が逃れることができていたら、といった設定は過去にもありました。
しかしこの作品の主人公は織田信衡、あまり聞いたことがない武将が登場します。
この信衡は織田信長の孫にあたり、秀信の従兄弟でもあります。
江戸時代に入ってから編纂された系図にしか記されていないために実在を疑問視されていますが、信衡の父である信正は信長の庶長子であり、信忠の兄となります。
すなわち信衡は信長の嫡孫とも言ってよく、この信衡が織田家による天下布武を目指して立ちあがるというのが織田大戦記の「if」です。

本能寺の変で信長が倒れた後の織田家の悲惨な末路を立て直すべく立ちあがった信衡の、まさに信長の生まれ変わりとも言えるような煌めきが描かれ、死んだはずの竹中半兵衛や加藤段蔵など多士済々な登場人物が物語を彩り、今後の展開を期待させてくれます。



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